「夢」と「恩送り」

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「夢」

「将来の夢はらーめん屋になること。」

私は幼少の頃から地元武生の中華そばを食べ浸しんでいました。店に食べに行ったり出前を取ったりとよく食べていましたが、中華そばを食べているときは自分も含め家族全員が笑顔だったことを今でも鮮明に覚えています。そのような中華そばに魅了され12才小学6年生の時に「自分のらーめん屋を営みたい!」と志しました。

そして、経理を学ぶために地元の商業高校に進学し、料理を学ぶために大阪の調理専門学校へ進学させてもらい順調に、らーめん屋になる準備を進めてきました。 しかし、いざ就職活動をすると、当時平成5年頃は現在ほどのらーめんブームも来ていなく学校に来ているらーめん屋の求人はほぼ皆無でした。そこで進路指導室の先生から「らーめん屋になりたいなら中華で色々学んだらいいんじゃない?」というアドバイスで「それもそうだな。」と思い、2件の中華料理店で合計4年ほど修行させていただきました。しかし、まだまだ人生経験の浅い青二才でしたので、仕事のことやプライベートなことでへこたれて22才にして地元武生に泣き帰ってきました。そして、他にも興味のあった建築関係の仕事を3年ほどしましたが、まだ青二才、また逃げ出しました。それが、25才。色々と人生を振り返りました、悩みなした。結論、自分に甘い!根性が足りない!と思いました。そして、やっぱりらーめん屋の仕事がしたいと思い、そして同じ職場で3年以上働いたことがなかったので、「石の上にも三年」という思いで地元福井のらーめん屋さんで働き始めました。

仕事は多少の紆余曲折はありましたが、楽しく働かせていただいていたので、あっという間に10年の歳月が流れていました。結婚して家庭ももっていたので夢は半ば諦めかけていました。そのくらい充実していました。しかし、夢が諦めきれずモヤモヤしている時に衝撃的なデータに出会いました。ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔トップ5」というデータです。1位は「自分自身に忠実に生きればよかった」というものです。これを見たときに「らーめん屋にならなくていいのか?」と自問自答しました。答えはすぐ出ました。しかしなぜ人は自分に忠実な人生を送れないんでしょうか?周りの目やリスクがあるからだと思います。何かを始めるときには何かが犠牲(時間、お金etc)にし、さらにチャレンジの先に自分が思い描いているような納得のいく結果が来るとは限らないからだと思います。自分も悩みなした。店をやって倒産したらどうしよう?やっていけるだろうか?食べていけるだろうか?と、悩みは尽きませんでしたが、最後は「人生後悔したくない!」という想いが勝りました。たくさんの下準備がありましたが周りの協力もあり、平成26年9月に四半世紀想い続けた夢「自分のらーめん屋を営みたい!」を叶えました。感謝!

P.S

日本人が「将来の夢は何ですか?」と質問された時に語る夢は、圧倒的に職業が多いと思います。

夢=将来の職業

という構図が出来上がっているくらいだと思います。しかし、海外の人に同じ質問をした時には特に職業に縛られることなく「南の島でゆっくり過ごしたい」など、実にのんびりした答えが多いものです。自分もそうですが、日本人はもっと職業以外の夢を語ってよいと思います。

また、人の夢は誰にもけなす権利はないと思っています。例えば「来週号のジャンプが読みたい」という夢を語る人がいたとして、それを見た第三者の人は、「小さい夢」と思ってしまうかもしれませんが、もしその「来週号のジャンプが読みたい」と夢を描いた人が余命数日と宣告されていたとしたらどうでしょうか?来週号のジャンプが発売されるまで生きていれるかどうかわからないのです。夢に大きいも小さいもないと思います。その人が描いた夢が、その人の夢なのです。「何かを傷つけて自分がよくなりたい」など何かに悪い迷惑がかかって叶えようとする夢には忠告やアドバイスはしたほうが良いと思いますが、基本的に人の夢にケチをつけることは無いようにしたいものです。

 

 

「恩送り」

「恩送り」という言葉があります。親切や善意を受けた相手に直接お返しする「恩返し」ではなく、受けた恩は他の誰かに渡す。それを受けた誰かはさらに別の誰かに恩を渡す。こうして世界に正の連鎖が起きる。という考え方です。

私は両親や周りの方々、この街にたくさんの恩をいただきました。「恩返ししなきゃ」とずっと思い続けていました。しかし大人になり、ふと思いました。もし誰かが私に恩返ししたいって言ってきたらどうなんだろう?と。もちろん率直にうれしく思うと思いますが、「その気持ちだけで十分だよ、何もいらないよ。」となると思います。恩返しをされたいと思われる人は、ほとんどの人が恩返しをしてもらいたくて、その人に良くしている訳ではないと思います。「この人が少しでも良くなれば、成長してくれれば」そんな気持ちで接しているのではないでしょうか?

では、どうやって恩を返せばよいのでしょうか?

私の結論は「恩送り」ということになりました。

そして私が想い描く恩送りは、すべての子供たちが笑顔になることです。長い人生を歩んで行く中で子供時代というのは様々な価値観や感性を磨くとても大切な時間だと思います。もちろん大人になってからも成長したり恩義を受けることは多くあると思いますが、やはり子供時代というのは、その人の人生をほぼ決定づけるであろう、とても大切な時間だと思います。辛い思いや悔しい思いをしてたくさん成長していくでしょうが、やっぱり人間、笑っている笑顔が一番輝いていると思います。私は何万人もの人々に影響をおよぼすような大そうな人間ではありませんが、自分のまわりにいる子供たちには、ワクワクドキドキして笑顔になってもらえるように様々な恩送りがしていけたらと思います。感謝!

 

店舗ギャラリー

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店舗概要

店名 麺屋 勝木
所在地 〒915-0883
福井県越前市新町8-1-18
電話番号 0778-42-7591
営業時間 昼 11:00~14:30(L.O.14:30)
夜 18:00~21:30(L.O.21:30)

材料切れの際は閉めさせていただきます。
定休日 水曜日夜
木曜日

他、不定休あり

座席数 全14席
駐車場 有り

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